宵の鳶、風聞きの紫、鎖八番組夜話
宵の鳶、風聞きの紫、鎖八番組夜話
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発行者:桜乃花
価格:章別決済
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2010/11/06
最終更新日:2013/07/08 01:14

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宵の鳶、風聞きの紫、鎖八番組夜話 第1章 初宵 二つ目の力
「紫さん、ずいぶん心配をかけたね。悪かった。もう大丈夫だから、落ち着いて」

「水山さん、次のお勤めは、この件ですね?ところで、私の治める四つの組では、病人は出ていますか?」

「いいや、坊主がいるからか知らないが、みんな元気にしているよ」

「変装するのだって大変なんだから。どうしてすぐに来ないのよ。落ち着いてる場合じゃ無いんだからね!」

まくし立てる割には、紫は嬉しそうだった。

「紫ちゃん、嬉しそうだな。鳶が戻ったのがそんなに嬉しいか?」

「水山たら!そんなんじゃないわ。後は私が話すから、あなたは、香の主の元にでも行きなさいよ!何だってそういう風に考えるんだから!」

「まぁ落ち着きなよ!美人が台無しだぜ」

「すぐに行けなくてすみません。足も豆だらけで、しばらく休みたかったのです。どうぞそこにかけて下さい」

紫は膨れながら、かまちのへりに腰掛けた。

「本当に、鎖が狙われているんでしょうか?」

「もちろん、町人の中にも、同じように倒れたものもいるさ。でも、数の差があるだろ?狙われてると見て間違いない。だいたいの調べは済んでるんだ。
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