封蓮貴~悲しい旋律~
封蓮貴~悲しい旋律~
アフィリエイトOK
発行者:皇夜
価格:章別決済
章別決済は特定の章でのみ課金が発生いたします。
無料の章は自由にお読みいただけます。

ジャンル:ファンタジー

公開開始日:2010/09/16
最終更新日:2010/09/16 16:05

アフィリエイトする
マイライブラリ
マイライブラリに追加すると更新情報の通知など細かな設定ができ、読みやすくなります。
章一覧へ(章別決済)
封蓮貴~悲しい旋律~ 第2章 第1夜 依頼

緑髪の少年―翡翠に同意を求められ、蒼髪の少年―湊は軽く頷いた。
二人が口にした事実に、愛羅は眉を顰めた。
あれが人間の手によって作られた亜空間なら、何故あんなところに作られた?
そもそも何の目的で亜空間なんて作ったんだ?
話を聞く限りじゃ、リスクも高そうなのに。
疑問が疑問を呼び、ますます眉間に皺が寄る。

「愛羅ー、眉間に皺が寄ってるわよ」

「だって、わからない事尽くしなんだ」

「まぁ、普通は人が亜空間なんて作りませんからね。亜空間は一つの隔離された世界ですし」

「……亜空間を作らないと出来ない事をしようとしてる、とか」

ポツリと、紫苑から放たれた一言に、全員の動きが止まった。
全員の視線は、紫苑に向けられた。

「紫苑、今なんて…」

「人が、リスク覚悟に亜空間を作る理由はただ一つ……その術士、禁術を発動させるつもり」

「!!」

愛羅は眼を見開いた。
紫苑の言葉に驚いたのもあるが、まさか、身近で禁術を行うのに遭遇なんてするはずがないと、何処か思っていたからだ。

「…確かに。禁術を発動させるなら、亜空間以上に適した場所はないよ。周りに影響も出ないし、何より感知されない」

「人知れず禁忌の術を行うことが出来る、最適な環境だな」

翡翠も湊も、紫苑の言葉に同意するように告げた。

「……本当に、厄介な事になったな……」

6人の様子を薄っすら目を開けて見ながら、焔は小さく呟いた。
22
最初 前へ 19202122232425 次へ 最後
ページへ 
ページの先頭へ