封蓮貴~悲しい旋律~
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発行者:皇夜
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ジャンル:ファンタジー

公開開始日:2010/09/16
最終更新日:2010/09/16 16:05

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封蓮貴~悲しい旋律~ 第2章 第1夜 依頼

「一先ずここを出るぞ!!」

「わかった。月花、案内を頼む」

「任せて、マスター!!」

月花を先頭に、亜空間から抜け出そうと来た道を戻る愛羅の腕の中では、カガミが小さく呼吸を繰り返していた。

「…っ、まだなのか青二才?!」

「もう少しよ猛獣!!」

パリンッ

何かが割れる音共に、目の前にはグランドが見えた。
どうやら、亜空間から抜け出せたみたいだ。

「それよりカガミッ!!」

彼女は無事かっ?!と腕の中に視線を落とすと、先程より顔色は良くなっていた。

「マスター、大丈夫よ。だいぶ力を吸い取られちゃって寝てるけど、命に別状はないわ」

月花も安心したように、カガミの髪を撫でながら告げた。

「そうか…良かった」

「けど、これで何者かが関与してることは分かったな」

「うん、どうやら、この件は思ったより厄介だね。…今日は、もう帰ろう」

「マスター、学校は?」

「―――後で蓮にでも連絡する。帰るよ、月花、焔」

そう言ってスタスタと学校から出て行く愛羅の後を急いで追う月花と焔。

「あの子が―――緋守愛羅………」

その様子を、誰かが見ているとは気付かずに―――。
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