封蓮貴~悲しい旋律~
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発行者:皇夜
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ジャンル:ファンタジー

公開開始日:2010/09/16
最終更新日:2010/09/16 16:05

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封蓮貴~悲しい旋律~ 第2章 第1夜 依頼
月花の撒いた粉はずっと奥に続いていた。
それを辿るように奥へ向かう愛羅達に、生暖かい風が纏わりつく。

「一体どこまで続いてるんだ…」

「校舎はそんなに広くないはずなんだけど…」

「ここにいる何かが、亜空間に繋げてるのよ。多分、もうここはあの建物の中じゃないわ」

気をつけてねマスター、と月花が心配そうに愛羅に寄り添った。
周りは相変わらず暗闇で、粉の道だけが唯一光り輝いていた。
一体どこまで続いているんだろう、と終わりの見えない暗闇の中を、ただひたすら進んだ。
すると、少しして淡い光りが見えた。

「あれは…」

「カガミだわ!!」

月花は一目散に光に向かって飛んでいった。
愛羅たちも後を追う。

「月花…っ!!」

月花に追いついた愛羅達が見たものは、蜘蛛の糸のような物に絡みとられて気を失ってるカガミだった。
彼女なりに抵抗したのか、あたりには鏡の破片が散らばっていた。

「一体何があったの…?!」

「…愛羅、この糸…よくみて見ろ」

「糸…?」

焔に言われ、糸を手にとってじっとみて見ると、微かに青い光りを纏ってるのが見えた。

「これは…封魔の術式……?」

「マスター!!早く、早くカガミを!!このままじゃこの子が消えちゃうわ!!」

「あっ、うん!!」

チャキッと短剣を取り出して、鏡に纏わりついている糸を切り落としていく。
ジュゥゥッと焼ける音と共に糸が消えていく。

「カガミ、カガミ大丈夫?」

腕の中のカガミに声を掛けると、ピクッと鏡の体が反応したのに気付いた。
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