しばしば、「社長はコレコレを学ばねばならない」みたいなことをいう人があります。
でも、社長の仕事・休憩を取り・楽しいこともやるのでないと続かない。
そして、財務・税務・法律知識にはしる社長は負ける。
営業テクニック・経営分析・異業種交流が面白くなったら危ない。
考える事よりも『パッション・ハングリー・恐怖感』を大事にしたい。
しかし、あなたの経営判断のためには最低限の知識は踏まえたい。
これからは、不動産周りの知識は必須だ。不動産は今、めまぐるしく回転している。
最早、中古車並みの流動性だ。
「日本は少子化に向かい、アパート余りなのになぜ?」という疑問もあろうが、
日本に居るのは日本人ばかりではない。中国人が土地を買いあさり、今後難民受け入れも進むだろう。
さらに、国内外の超大型企業が本社ビルをリースバックし始めた現実。
価格が上がると言っているのでは無いが、とにかく動くのだ。
これは日本中で起きている大きな流れだ。
だが、宅建を取れと行っているわけではない。
「資格」をとる時間があれば、営業策を立案・実効すべし。
しかし、今こそ宅建の入門書は一冊読んでおきたい。
『相続税・所得税・土地の法令上の制限』この3つは押さえたい。
法令上の制限とは、『ここでは3階建は建てられない』とか『立て直すときはセットバック(道を広げる)が必要』とかの建築基準法などのことだ。
覚える必要はない。一冊を3-4回、読み流してわからないところは付箋を貼ってネットで調べるだけで良い。一日10分で十分だ。
土地のことになると、遠い話のように感じる方もあるだろう。
だが、これは今後数十年は続く、トレンドなのだ。
銀行やデベロッパーに騙されないためにも、
上記の3つについては早急に勉強を始められたい。
あなたには小さな失敗をたくさんしてもらいたい。
しかし、こと土地に関する失敗はダメージが大きい。
取り返せない失敗は控え目に。