実践!死なない程度の社長術
第22章 やるべきことに時間を充てよう
あなたの時間を大事にする
【あなたは稼がねばならない】
実際、人を雇う社長業だと一時間数万円の時給を稼がないとやっていけない。
一日10時間働いてても、「稼いでいる」時間はホンの少し。
普通は雑用とおしゃべり、待ち時間・移動時間で5時間は費消されている。
「しょうもない」「どうでもいい」けど、まあ仕方のない話。セールスマンと。スタッフと。
潰れる会社の社長は総じて電話でも会議でも『話が長い』。
何故かと言うとそれが気持ちいいからです。それに、多少は疲れて仕事をしたような気持ちになる。
やらねばならないことを決めておかないからこうなる。
だから、前日までに『今日やること』を決めておく必要がある。
私は『魔法の数字』と呼んで重宝しているが、社長がやらねばならぬことは6個だ。
これ以下だと間に合わず、これ以上だと疲れる。よく言うが「あなたは疲れてはならない」のだ。
例え、簡単な事でも社長たるあなたがやることは、それなりの緊張度と重要度を持つ。
とにかく、やることを6個にまとめるなりチャンクダウンするなりして毎日手帳に記入し消しこむことをしなければならない。
夜中までできるようなことは雑用に過ぎない。人間、集中して大事なことをやろうと思えば一日6個が限度だ。
「やるべきこと」で時間を埋めよう。「やってはならないこと」で時間を使うのはやめよう。
くれぐれも仕事の予定でスケジュールを埋めるのはやめよう。
例えば奥様とは30分以上の会話はしよう。
でも、それは仕事ではないので6つには数えない。しかし、手帳に書いておくのは良い。
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