実践!死なない程度の社長術
第21章 銀行はあなたを殺すかも知れない。
銀行は、あなたの味方・・・ではないかも。
銀行は恐ろしい。
銀行は株式会社であり、投資家の目に叶わねばならない。
お客さんは、借りる人ではなく投資家である。
利益追求組織であるので、自らの利益を挙げねばならない。
だから安全な企業には貸すが、危ない会社には貸さない。
『晴れた日には傘を貸すが、雨が降ったら傘を取り上げる』これは真実だ。
開業当初、またその数年後まではどんどん貸付ける。そこからは厳しくなる。
必要もないのにお金を貸してくれるとなると、豪遊癖がつく。更に危ない。
また、銀行が紹介してくる金融商品は価値の下がるものが多い。だが、行員の
付き合いで仕方なく買う人もあるだろう。
もし、あなたが商売を長期に渡り継続したいなら。そして少しづつでも拡大したいなら。
銀行との付き合いは欠かせない。
一旦、借金したら1毎期の黒字継続・2返済には遅れない(せめて事前に通知する)。3言われるがままに借りないこと。
この3つは誓って頑張って欲しい。
そして理想は、借金を着実に減らし資産を増やすのだ。
「ご自宅を買いませんか?」
「もっと貸せますよ。」
「私のノルマのために借りてください」
「アパート経営しませんか?」
愛顔でこう言ってくる。
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