ブースの中の闇で
第9章 9章 独り遊びに戻る
前を 肌蹴て 乳房を まさぐり
下半身に 身に着けた衣服を剥いで 足元に落として
座席から お尻を浮かすと 掌を 前から廻して
すぼめた 狭い排出口を 指で 揉みほぐしながら
ルージュを 差し込んで しまう
中腰で 前屈みに 腰を浮かして 立つと
ブースを 囲む衝立の上に 顔半分が出て
周囲を 見回す 辺りは 暗い区切られた衝立の列が
そのまま 窮屈な姿勢で
前の 小さな芽を 摘み上げ 谷間の奥へと
左手の中指を 差しこみ 出し入れを開始する
右掌で 乳房を 左右交互に 揉みまわす
吐息が洩れて 鼓動は 激しく高鳴り
しだいに 荒々しく ぶしつけに 遠慮もなく
誰かに 視られたい…
誰か 来ないかしら…
あの子達が 戻ってくれば
暗い 衝立に区切られた ブースの列に
人の気配もなくて 聴こえるのは BGMが 小さく流れるだけ
セックスしたいわ
屈辱的に 陵辱されたい
お願いだから… 誰か・・・
独りの 妄想と 遊びが 続く
<完>
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