珈琲ゼリー  ~ほろ苦オフィスラブ~
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発行者:すみれ
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2010/09/16
最終更新日:2010/10/02 00:27

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珈琲ゼリー ~ほろ苦オフィスラブ~ 第8章 二人の温度
もしかして、冗談だったりして。

はっきりしない私に対して、腹をたててこんなこと。

そうだ。きっとそうだ。

こんな高そうなホテルに部屋をとってあるなんて、そんなこと。



主任は、ひとつの部屋の前でぴたりと立ち止まった。

そして、ジャケットの内ポケットに手を入れる。

まさか。

私は信じがたい気持ちで、主任の横顔を見つめた。



主任が当たり前のようにカードキーを取り出してドアに差し込むと、ドアのランプが緑に光って、鍵が開いたことを示した。


「うそ」

私は思わず口に出していた。



廊下を歩く間に、勝手に冗談だと納得していたのだ。

「なにが、うそ、だ」

「い、いえ」

私の信じられない気持ちをよそに、主任はその扉のノブを握った。

ガチャリ、という重い音とともにその扉は開かれる。


……本当に開いた……

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