珈琲ゼリー  ~ほろ苦オフィスラブ~
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発行者:すみれ
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2010/09/16
最終更新日:2010/10/02 00:27

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珈琲ゼリー ~ほろ苦オフィスラブ~ 第2章 主任のとなり
「えっと、あの、主任の車で行くんですか?」

「あぁ。あいにく会社の車は全部、営業のやつらが使っているらしくてな」

黒色の、ちょっと高そうな主任の車を前に、事務服からスーツに着替えた私のテンションはさらに上っていた。


主任の車!

主任のマイカーに乗せてもらえるなんてなんてラッキーなんだろう。

しかも行きは、主任の運転。

あ、あ、憧れの助手席に……


「それより美村、スーツなんか持ってきていたんだな」

「はい。入社したてのころ主任が、いざとゆう時のためにロッカーに
なんにでも役立つ黒いスーツを用意していたほうがいいっておっしゃってましたから……」


「なるほど。よく覚えてたな」

「はい、主任の言葉なら、」

と元気よく言いかけて、私が、はっと口をつぐんで、うつむいた。

何言ってるんだ、わたし。

主任の言葉なら一字一句覚えている。

……だなんて。


それって、もう、愛の告白じゃないの?


「主任の言葉なら……その、きっと、ためになると思いまして」

もじもじと下を向いて、そう言い直した私の耳に

エンジンのかかる音が聞こえた。
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