珈琲ゼリー  ~ほろ苦オフィスラブ~
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発行者:すみれ
価格:章別決済
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2010/09/16
最終更新日:2010/10/02 00:27

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珈琲ゼリー ~ほろ苦オフィスラブ~ 第7章 本当の気持ち
間接照明に照らされた主任の端整な顔立ちが、少し皮肉っぽい笑顔を作る。

私はそれを見て、なんだかすごく汗が出てきた。冷たい汗。

ど、どの辺?その辺に驚いちゃったの?

「あ、あの」

声がうわずる。

「わ、たし、何か、しました?」




もう、いまにも汗は流れ出しそうだった。

じわじわと、首筋やら、手のひらやらに染み出してくる汗。

私は思わず、手の平を両方、机の上でぎゅっと握り締める。

主任は、皮肉っぽい笑顔で私をまっすぐに見つめている。

あ、首筋を、いま汗がひとすじ、流れた。



「教えない」

「え?」

「教えない」

私は、もう一度聞き返したい気持ちを視線にこめて、主任の目を見つめた。

主任は、そんな私から目をそらして、そ知らぬ顔で、料理に箸を付け始める。


「な、なんでですか?」

主任は、お刺身をふた切れ、口に入れて、うまいな、と言うように一人うなづく。

そして、ゆっくりと、堪能してから飲み込み、やっと私を見た。



「罰だ」

「ばつ!?」

「そう、罰」
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