珈琲ゼリー  ~ほろ苦オフィスラブ~
珈琲ゼリー ~ほろ苦オフィスラブ~
成人向アフィリエイトOK
発行者:すみれ
価格:章別決済
章別決済は特定の章でのみ課金が発生いたします。
無料の章は自由にお読みいただけます。

ジャンル:恋愛

公開開始日:2010/09/16
最終更新日:2010/10/02 00:27

アフィリエイトする
マイライブラリ
マイライブラリに追加すると更新情報の通知など細かな設定ができ、読みやすくなります。
章一覧へ(章別決済)
珈琲ゼリー ~ほろ苦オフィスラブ~ 第7章 本当の気持ち
「しゅ、しゅ、主任!!」

主任はいつの間にか私の右側にいて、私の右肩に手を乗せていた。

左肩ではないから、抱き寄せる感じではなかったけど、東田くんを威圧するのには充分だったらしい。

「できの悪い美村を、俺はこれからこっぴどく叱らなきゃいけないんでな。悪いが東田、あきらめてくれ」

主任の声は、いつになく迫力を増しているような気がする。

東田くんも、そう感じたのか、少し顔色をなくして

「あ、はい、もちろん」

と一歩後ろに下がった後、踵を返して立ち去った。

東田くんの姿を主任は、私の肩に手を乗せたまま見送る。

そして、ぽつりとこう言った。

「美村」

「は、はい」

「東田の誘いに『今日は』と言ったな」

「……はい」

「それは、今日じゃなければ、行っていた、ということか」

「そ、それは」

言葉のあやというか、なんていうか。

というか、これって……。

「もしかして、やきもちですか?」



あ、しまった。

言葉にしてしまってから、そう思った。

主任の手が、私の肩から、スッと離れていった。


なんていう恐れ多い発言をしてしまったのだろう。

おそるおそる主任のほうを見る。

彼は、私に背を向けていた。

「はやく行くぞ」

「あ、はい!」

私の発言は、完全にスルーされたらしい。

本当にやきもち?

それなら、そんな嬉しいことはないけれど



私は、今日、ちゃんと聞けるだろうか。

主任に聞かなければいけないこと。

そして、できれば

主任の本当の気持ちを……
72
最初 前へ 69707172737475 次へ 最後
ページへ 
ページの先頭へ