珈琲ゼリー  ~ほろ苦オフィスラブ~
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発行者:すみれ
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2010/09/16
最終更新日:2010/10/02 00:27

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珈琲ゼリー ~ほろ苦オフィスラブ~ 第6章 夢かうつつか

「奈緒、比佐田さんよ」

お昼休み。

受付の前を通ったとき、洋ちゃんが、私のひじを突付いた。

ストレートヘアが完璧にきれいに決まっている受付嬢、比佐田さん。

お見合いって、今時着物でするのかわからないけど、着物、似合いそう。

絶対わたし、負けだなぁ。そんな気持ちでぼーっと見ていた時だった。



「あ」

洋ちゃんが声をあげた。

主任だ。

主任が受付に向かって歩いて行って、比佐田さんが立ち上がって笑顔を向ける。

一言二言、言葉を交わしてから、彼女になにやら、メモを渡した。

彼女はそれを受け取って、軽く礼をする。

スーツの似合う背の高い主任と、腰が折れそうなくらい細い受付嬢。

悔しいくらい、2人のツーショットは絵になった。



「なによ、色目つかっちゃって。ねぇ?奈緒」

洋ちゃんが私を気遣ってか、毒づく。

「お似合い、だよね……」

あぁ、ダメだ。暗い。私。

「どこが!奈緒のが謙虚でかわいいよ」

「そ、そうかなぁ。えへへ」

洋ちゃんの気遣いが申し訳なくて、私は無理やり笑顔を作っておどけてみせた。
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