珈琲ゼリー  ~ほろ苦オフィスラブ~
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発行者:すみれ
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2010/09/16
最終更新日:2010/10/02 00:27

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珈琲ゼリー ~ほろ苦オフィスラブ~ 第6章 夢かうつつか
洋ちゃんの話によると、部長の姪っ子、美人受付嬢、比佐田リオナさんは、斉藤主任のことを気に入っているらしい。

そして、部長は、斉藤主任とのお見合いをセッティングしたとか、しないとか。



したとか、しないとかって!

「そこが一番大事なんだよ~洋ちゃん」

家に帰って、私はお風呂上りのビールのプルタブを開けた。

携帯はベッドの上。

主任からのメールは、ない。

部長から、お見合いを勧められたら、断れるわけがない。

主任は、成績もよくて、部長にも気に入られているし、ありえない話じゃないんだ。



私はベッドの上に転がっている携帯を拾い上げて、その画面を開いた。

聞きたいけど、聞けないことだらけ。

あの夜、私たち、なにかありましたか?

部長の姪っ子とお見合いしたんですか?もしくは勧められているんですか?



聞きたい。

けど聞けない。

もしかしたら主任は、リオナさんとのお見合いを勧められていて、でも、私とのことに(誤解だったけど)責任を感じて、悩んでいたのかもしれない。

でも、それが誤解だとわかれば……

「やだ!」

私は、携帯をバチンッと閉じた。

主任が他の人と結婚しちゃうなんてイヤだ。絶対、イヤ。


だったら、どういたらいいの、奈緒。

じっとしているだけじゃ、なんにも変わらない。

主任が、まわりがどうにかしてくれるなんて、思っていたら、いつまでたっても、きっとこのまま。

『聞きたいけど、聞けない~』なんて言ってたら

『こんな私なんて……』って言ってたら

きっとこのまま主任は別の人と結婚しちゃう。




私は携帯を開いて、送信先を主任に設定した。

『話したいことがあります。明日の夜、お時間あいていますか?』
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