珈琲ゼリー  ~ほろ苦オフィスラブ~
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発行者:すみれ
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2010/09/16
最終更新日:2010/10/02 00:27

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珈琲ゼリー ~ほろ苦オフィスラブ~ 第6章 夢かうつつか
暗い部屋の中、ワンピースを握り締め、私はその手も震わせた。

「わた、しゅ、しゅ、主任、と!?」


主任、と!?

主任、と、私、が!?



もう、パニックだった。

何がなんだかわからない。

記憶がない。

『付き合えません』って泣きながら伝えた後の記憶が、どうしても思い出せない。

そういえば、主任が、私の髪を撫でたような気がする。

でも、それが、夢だったのか、現実だったのか。



頭を抱えてみるけれど、痛むばかりで何も記憶は出てこない。

思い出して!私!大事なことなのよ!



そういえば、ぼんやりと、体にぬくもりを感じたような気がする。

今、むき出しになっている、両うでに、首すじに、背中に……



耳元で、主任が、『美村』と低く囁いたことが、ふ、と記憶に鮮明に蘇ってきて、私は思わず耳たぶに触れた。

熱い、耳たぶ。



やっぱり、そうなのかもしれない。

そうゆうこと、してしまったの?

そうなの、私……



私は静かに自分の両肩を抱きかかえた。
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