珈琲ゼリー  ~ほろ苦オフィスラブ~
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発行者:すみれ
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2010/09/16
最終更新日:2010/10/02 00:27

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珈琲ゼリー ~ほろ苦オフィスラブ~ 第5章 告白
私はいつの間にか、机に突っ伏していた。

「主任が、何を勘違いしてるか知りませんけど、私たち、何もありません。そのまま、会社に帰ったんです、だから」

突っ伏した机の上で、涙が止まらなかった。

とめどなくあふれ続けて、流れ落ちていく。


「責任なんて、とらなくてもいいんです」

「私、」

ずるい女。

わかってた。本当はわかってた。

でも、わからないふりをして、自分にまで嘘をついて、はしゃいで、主任の気持ちも考えないで。

こんな私では、

「だから……私、主任とは、お付き合い、できません」



もう、多分、ひどい泥酔だった。

机がなければ、自分の体を支えられなかった。

涙はこんなに出るのかってくらい出続けていたし、なんで、好きな人の前でこんな醜態さらしているんだって、どこか冷静なもう一人の私がそう思う。

ひどく気持ち悪くて、意識が朦朧としていた。

もう、だめだ。目、つむらなくちゃ。


主任の部屋でついていた、テレビの音が、急に遠ざかっていく。

遠ざかる意識の中で、誰かの手が私の髪を撫でたような気がしたけれど、それも、現実のものだったのか、幻想のものだったのか、わからないまま


私は意識を手放した。
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