珈琲ゼリー  ~ほろ苦オフィスラブ~
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発行者:すみれ
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2010/09/16
最終更新日:2010/10/02 00:27

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珈琲ゼリー ~ほろ苦オフィスラブ~ 第5章 告白
「そうだ、美村。この前一緒に行ってくれた取引先でもらった酒がある」

「え、本当ですか」

「飲みたがってただろう。昼間っからだが、飲むか?」

彼は、にっこりと笑った。



主任がもらった中には、あの日私がもらっていない種類のお酒もあった。

「うわぁ、柚子!これ飲みたいです」

「よし、開けよう」

私のコップに、柚子のお酒が注がれる。

けれど、そのお酒は主任のコップに注がれることはなかった。


「主任は、飲まないんですか」

「俺は……帰りの車の運転があるからな、それにこの間みたいに……」

「この間みたいに?」

ドクンと心臓がなる。


主任はしまった、というように、そのまま言葉を止めた。

車の運転くらい、私が電車で帰ればいいこと。

着いてみれば駅も近いみたいだし、一人で帰ることくらいできる。

それよりも、『この間みたいに』の後の言葉の方が気になる。

ここ最近、私の心の中に浮かんできたイヤな予測が、的中するような気がして、息を飲んで返事を待つ。
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