珈琲ゼリー  ~ほろ苦オフィスラブ~
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発行者:すみれ
価格:章別決済
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2010/09/16
最終更新日:2010/10/02 00:27

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珈琲ゼリー ~ほろ苦オフィスラブ~ 第5章 告白
主任はやがて、一軒のコンビニの駐車場に車を止めた。

「俺んちは、このそば。ここは俺の御用達のコンビニだ」

すんなりと枠内に停められた車の中で、主任がそう言う。

「そうなんですか?」

「あぁ。うちには特になんにもないから、ここで好きな菓子やら、飲み物を買っていくといい」

そう言いながら、主任はドアを開けて降りていく。

「あ、はい」

続いて車から降りた私は、俺んちのそば、という言葉を聞いて、まわりをグルリと見回した。

なかなか高級そうな住宅街だ。

主任はマンションに一人暮らしと聞いた。

どのマンションだろう?

マンションらしき建物は、山ほどある。

「あれだ。あのマンション」

きょろきょろと見回していると主任の声が近くで聞こえて、横を見ると、彼の顔がすぐ近くにあった。

「ひゃ!」

あまりの近さに、私は思わず変な声の悲鳴を上げる。

「なんだ、人を化け物みたいに」

「あ、あの、す、すみません」

駐車場の車の横で、私は、主任にペコペコと頭を下げた。

だって、近すぎる。

背の高い主任と、小柄な私の顔は、普段どう接近したってこんなに近づかないんだもん。

「見えるか?あれだ」

彼は私の目線と同じ高さまで顔を下げ、ひとつのマンションを指さしていた。

呼吸がわかるくらい、近い距離にある主任の顔。

私は主任と反対側に顔を向けて、何度か深呼吸をしてから、その指のしめす方向を見た。

先には、赤レンガのマンションと、シックなグレーの新築マンション、それと同じくグレーの古びたマンションがあった。
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