珈琲ゼリー  ~ほろ苦オフィスラブ~
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発行者:すみれ
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2010/09/16
最終更新日:2010/10/02 00:27

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珈琲ゼリー ~ほろ苦オフィスラブ~ 第3章 誤解のはじまり
携帯のロックを解除して、ファイルを開いたその先に

ひっそり隠してあるその画像。

難しい顔して主任席に座ってる、本人も知らない、その画像。

かわいい、かわいい、その寝顔は

私だけの、宝物。





「それは、『隠し撮り』と言うのではないのかな、ナオスケくん」

お風呂上りに、携帯をいじってニマニマしていた私の隣で、腕を組みながら、会ったこともない主任の口調をマネする男。春樹。

「主任は美村、って呼びすてよ!もっと渋い声で。っていうかさ、勝手に人の携帯覗かないでくれる?」


春樹は弟で、20歳の大学生。
実家より大学に近い、という理由で、一人暮らしの私のアパートに、よく泊まりにきている。


弟いわく、女の一人暮らしは危ないから、母親に頼まれて様子を見に来てくれているのだというけれど

「そいつがシュニンかぁ。たしかにイイ男だけど、カタブツそー」

プシ、という音をたてて、春樹の手の中の缶ビールが、プルタブから泡を出す。

「また私のを勝手に飲む!自分で買ってきなさいよ~」

はっきり言って、迷惑だわ。ただ酒飲むわ、晩飯食べさせろって言うわ。

それにだいたい、弟が出入りしてたら、彼氏も作れやしない。
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