珈琲ゼリー  ~ほろ苦オフィスラブ~
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発行者:すみれ
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2010/09/16
最終更新日:2010/10/02 00:27

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珈琲ゼリー ~ほろ苦オフィスラブ~ 第3章 誤解のはじまり

「大丈夫ですか?」

「あぁ……」

「もしかして、主任、お酒弱いですか?」

「まぁ、そんなに、強くはないな」


主任を見ると、耳と首筋まで赤い。

けっこうな量のお酒を勧められていたから……。

商談中は、そうとう無理していたんだろう。


「あの、出発、遅らせましょうか。いま車動かすと余計気持ち悪くなっちゃうかも」

あぁ、と主任が小さく返事をしたので、私は、サイドブレーキを引きなおした。

そばに自動販売機があるのに気がついて、急いで水を買って戻る。


「主任、水です。ゆっくり横になっていてください」

赤い顔に左手を乗せたまま、主任は右手で水を受け取った。

けれど、そうとう辛いらしく、そのまま水をあける気配もない。

大丈夫かしら……。



「ありがとう」

蚊の鳴くような声で、主任がそう言った。

フタをあけてあげようかと思ったけれど、それはさすがにおせっかいがすぎるかな、と思って私は運転席に座って黙って様子を見ていることにした。
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