珈琲ゼリー  ~ほろ苦オフィスラブ~
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発行者:すみれ
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2010/09/16
最終更新日:2010/10/02 00:27

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珈琲ゼリー ~ほろ苦オフィスラブ~ 第2章 主任のとなり
「あ、のー」

「なんだ」

表情が怖いんだよ~。

何なの、この話しかけちゃいけない空気。

運転中、話しかけちゃダメだった?



私が威圧感に躊躇して口を閉じると、それに気付いたのか、主任は心なしか緩めの口調で

「どうした?」

と、もう一度聞きなおしてくれた。


「と、取引先までって、どれくらいでしょう」

「そうだな……30分くらいか」

「そう、ですか」


私は着替えてきたスーツを見つめなおす。

ジャケットに、膝よりちょっと上のタイトスカート。

黒の無難なスーツ。こげ茶色のカチっとしたパンプス。

これが常にロッカーに入っていれば、今日みたいな急な外出の時も、たとえば、取引先の誰かや、その親族に急に不幸があったときだって、靴と、中のブラウスさえ派手な色にしなければ、お通夜くらいならいける。

そう主任が教えてくれた。



主任は、外に出ることも多いので、いつもスーツ。

長身に、ぴしっとしたスーツ姿はとてもよく似合ってる。

今日のネクタイは、渋めの、赤。


いつか、私の選んだネクタイをしてくれたら……なんて……。
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