愛のカケラ
愛のカケラ
アフィリエイトOK
発行者:バインシャルフ
価格:章別決済
章別決済は特定の章でのみ課金が発生いたします。
無料の章は自由にお読みいただけます。

ジャンル:恋愛

公開開始日:2014/12/11
最終更新日:2014/12/11 21:10

アフィリエイトする
マイライブラリ
マイライブラリに追加すると更新情報の通知など細かな設定ができ、読みやすくなります。
章一覧へ(章別決済)
愛のカケラ 第1章 『不幸はある日突然に・・・』

「まあ検査結果から申しますと・・・」

 そういってCTの画像を指さしながら・・・

「ここに膵臓という臓器があります。
 その膵臓のココわかりますか?
 これが悪性腫瘍である疑いが高いんです。」
 
 医師が説明が終わらないうちに動揺した香織が叫んだ。

「先生!!主人のガンって治るんでしょ?
最近のガンって早期発見なら完治するって・・・」

 取り乱した香織を制するように、文哉は

「先生 ガンの疑いがあるってガンで決まりなんですか?
 私の病気は。」

「はっきりと申し上げますと、まず膵臓がんで間違いないでしょう。」

 医師はこういった場面に慣れているのか
 淡々と説明する。

「五十嵐さんの場合、非常に申し上げにくいんですが・・・
 早期ではなさそうなんですね。膵臓という部位は、比較的
 発見しにくい場所でして・・・」

 言いにくそうにする医師に堪えきれず文哉が尋ねる。

「じゃあ・・・治らないとか?」

 声にならない声しかでてこない。

 隣では香織が泣きじゃくっている。

「治らないかどうかは、これから私どもも精一杯の事は
 させていただきます。五十嵐さんもお気を確かに・・・」

 ここまで聞いたら、最後まで聞かないとおさまらない。

「先生 正直にお願いします。覚悟はできていますから・・・

 余命ってどれくらいなんですか?」

「そうですか・・・」 
 
医師は覚悟を決めたように語りだした。

「五十嵐さんの場合、年齢がまだ若い分、腫瘍の進行も早いと
 思われます。細かな検査をしないとまだはっきりしたことは、
 言えませんが経験上 生命予後は・・・2~3カ月かと・・・」

 絶望の淵とは、このことか・・・

 突然の余命宣告に俺は涙を堪えることができなかった・・・

6
最初 前へ 3456789 次へ 最後
ページへ 
ページの先頭へ