愛のカケラ
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2014/12/11
最終更新日:2014/12/11 21:10

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愛のカケラ 第1章 『不幸はある日突然に・・・』
-検査の日の朝-

「ちょっと待ってよ。まだ化粧がちゃんと・・・」

「だから一人で行くっていったでしょ?」

女の外出前程、煩わしいと感じる時間は他にないと
いつも文哉は感じている。

「ちょっとあなた コレってへん?」

行く先はどうであれ、久々に夫婦2人での
外出に香織は浮かれているようである。

「あのさあ・・・今日はデート行くわけじゃあないんだよ。
 俺の病院にいくのよ。お前の格好なんてどうでもいいんだよ」

文哉の言葉に香織は眉間にシワを寄せた。

「もう・・・誰が見ているかわからないでしょ・・・ほんと男って・・・」

(病院の付き添いで、ファッションショーでもするつもりか)

文哉はあきれた表情で、外へ出た。

-病院-

「五十嵐さん それでは結果は来週またお越しください」

(病院はキライだ・・・待ち時間は長いし・・・
 この消毒臭も・・・気持ちを不安にさせる
 また来週って、簡単によく言うよ)

「長かったわねえ検査」

「うん なんかいろいろ廻ったからねえ」

「っで貴方ってどこの病気の疑い?」

「・・・聞いてない ハハハ」

「フッ 貴方って人体実験には最適な人ね」

 時に女性の言葉は、鋭利な凶器である。
 世の男性のナイーブな心をズタズタにする。

「あのなあ・・・まあでも内臓のようだけど」

香織は流し目で文哉を見ながら悪戯っぽく

「病名は・・・フフフ きっとアルコール依存症ね」

 いつもの掛け合いに文哉は表情が崩れた。

「違いねえ フッ」

「・・・でも大変な病気が見つかったらどうするの?
 ちょっとお酒も控えてもらわなきゃあ・・・」

「病気が見つかってからな 
 ・・・大丈夫だよ 俺は」

 生まれて40年 大病になったことのない自信からか
 胸を張って、強い口調でそう答えた。
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