連立の命(れんりのいのち)
連立の命(れんりのいのち)
完結
発行者:桃子(とうこ)
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ジャンル:ミステリー・推理

公開開始日:2014/11/08
最終更新日:---

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連立の命(れんりのいのち) 第10章 《第10章》
 その間にも立花の証人喚問は進み、その実態がどんどん明るみに出た。それは、当初新庄が予想していた以上のものであった。

 脳死者からしか提供できない心臓や肝臓の売買は、雅治や倖以外にも五人に上り、分かっただけでも七人になった。

 脳死者からでなくとも臓器提供してもらえる腎臓に関しては、貧しい国の人から低額で購入していた。これに関しては、どれほどの犠牲があったのかは、実際の数としては不明の状態であった。

 世界中の国から、日本人はエゴイストだと言われた。アメリカでの臓器移植も、事実上不可能となってしまった。この事件は、移植を待つ人の希望の光を奪い、将来を抹消してしまったのである。

 辛い現実と闘いながら、雅治は時を待っていた。
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