カミさんと私
カミさんと私

発行者:ほうきゅう
価格:章別決済
章別決済は特定の章でのみ課金が発生いたします。
無料の章は自由にお読みいただけます。

ジャンル:エッセイ・日記

公開開始日:2014/09/28
最終更新日:2015/01/09 00:22

マイライブラリ
マイライブラリに追加すると更新情報の通知など細かな設定ができ、読みやすくなります。
章一覧へ(章別決済)
カミさんと私 第6章 人との繋がり(番外編)
私がカミさんの入院先の病院を出た時、携帯に着信。
後輩からのTELで、私が帰宅する頃、待っているとの事。
帰り着くと、鍋などを持った後輩がいます。
私がろ碌な物を食べていない事を知っていて、
色々と料理を作って持って来てくれました。
今は私と同じで奥さんの具合が悪く、店を休んでいますが、
レストランを経営していますから、味は抜群。
美味しく頂きました。
彼が言う事には、奥方の具合が悪く、入院中は食事などを作る気もなく、
食べなかったり、カップ麺で済ませたりしていたそうです。
そんな彼を常連でもあり、後輩でも有るO君が見かねて、
病院帰りの彼を家に誘ったそうです。
そこには家族の夕食と一緒に彼の分までが用意されてあったそうです。
「先輩、これからは我が家で飯を食べって行って下さい」との申し入れが有ったそうです。

体育会系の上下関係は不思議なもので、
学生時代は大袈裟に言えば後輩なんて虫けら同然。
それが社会に出てから、OB会などで一緒に活動すると、
気が合う者は、上下の垣根を越えて、
「良い先輩」、「可愛い後輩」として、親しくなります。
私も後輩を可愛がっては来ましたが、彼の気遣いには参りました。

以前に「恩は着せるものでは無く、着るもの」と、
生意気な事を書いてしまいましたが、
私には、そんな思い遣りと気遣いがあるのかと恥ずかしくなりました。
どちらかと言うと、歳と共に、人付き合いが面倒になり、
廻りに起こっている事柄には疎くなり、心遣いが不足していたようです。
後輩が半年以上も辛い思いをして来たことも知らず、
先輩でありながら、辛い立場の後輩に慰められるのですから情けない。
改めて、人は一人で生きているものではないと思い知らされました。
6
最初 前へ 3456789 次へ 最後
ページへ 
ページの先頭へ