カミさんと私
カミさんと私

発行者:ほうきゅう
価格:章別決済
章別決済は特定の章でのみ課金が発生いたします。
無料の章は自由にお読みいただけます。

ジャンル:エッセイ・日記

公開開始日:2014/09/28
最終更新日:2015/01/09 00:22

マイライブラリ
マイライブラリに追加すると更新情報の通知など細かな設定ができ、読みやすくなります。
章一覧へ(章別決済)
カミさんと私 第4章 内科に移る
本日から消化器内科に移り診察を受けました。
外科と違って内科の医師はあたりが柔らかい印象。
 カミさんの顔色なども観察しながら話を進めて下さり、
「先ほどより表情が良くなりましたね」などと
 気を使ってくれました。
診察も一番最後に設定されたようで永い時間を割いて、
色々と親切に説明をしてくれました。
 ただ治療としては、「小田原の病院でも同じように出来ますから、
通うのが辛くなるようなら、地元で受ける手も有ります。」と言ったかと思うと、
「今月から新しい薬の認可が通り、
 県内では、今の処、うちだけが用います」などと、
少し納得出来ない話も有りました。
新薬を使用すると、「2週間伸びる」との事。
?と思ったら、
「従来のものとの比較で延命が2週間」らしい。

治療にあたっては、癌の最後の確認が必要との事で、
検査入院をして膵管へのカテーテル検査や、
胃から針を突き通して膵臓の細胞などを取る検査をするらしい。
画像から医師全員が癌と認めてはいても、
 はっきりとさせないと化学療法は出来ないとの事でした。

カミさんとしては治療に入るなら一時も早くと思っていたので、
「治療をしない選択もありますが、あなたの場合はした方が良いでしょう」と、
医師から言われた時は、さすがに辛かったようです。

医者としては、「頑張りましょう」と言うしかないのでしょうが、
少し空しく聞こえます。

昨日、美容院へ行って、さっぱりとした髪型にしたカミさんですが、
又痩せたようで顔が一段と小さくなったように見えます。
私はというと、仕事から戻ると、即、べったりのゴロニャン状態。
「まったく子供には見せられないわ」と呆れられています。



4
最初 前へ 1234567 次へ 最後
ページへ 
TOP