カミさんと私
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発行者:ほうきゅう
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ジャンル:エッセイ・日記

公開開始日:2014/09/28
最終更新日:2015/01/09 00:22

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カミさんと私 第35章 婆さんの喜び
 一ヶ月検診で竜が来ました。
25%ほど目方が増えたようで、
顔がふっくらと言うか下膨れ状態。

娘も漸くに乳児の扱いにも慣れたようで、
神経質だったのが、それなりに自然体になっていました。
以前なら消毒など気にして大変だったのですが、
凶暴猫が占拠していた居間のソファーに竜を下ろして、
テキパキとオムツ交換などをしています。
そしてミルクを用意する間、カミさんに竜を抱かせています。

暮れに竜が帰ってしまった後、
カミさんが、 「思ったほど楽しく無かった」とポツリとこぼしました。
「早く生まれて来ないかと待ちどうしかったのにね」

娘としては母親を頼れない事は承知でしたので、
すべて自分でやる覚悟を決めていたようで、
カミさんを思いやる気持ちの余裕などは持てなかったようです。
むしろ手一杯な状態で、カミさんにフラフラされてはかえって辛かったようです。
そんな訳で、カミさんとしては皆でワイワイ言いながら、
風呂に入れたりを思い描いていたようですが、
娘が一人で済ませて、側で観る事も出来ない状態でした。

それだけに今回は嬉しそうに抱いていたのですが、
首ががっくりと折れたりして、娘からは、
「もっとしっかりと首を支えて」とか、「腕を上げて」などと叱られていました。

それでも孫の重さを実感して、
「竜ちゃん。。。」などと縺れる口で語り掛けていました。
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