カミさんと私
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発行者:ほうきゅう
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ジャンル:エッセイ・日記

公開開始日:2014/09/28
最終更新日:2015/01/09 00:22

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カミさんと私 第26章 無情に時が流れる
 オリンピックも閉会となりました。
期間中は二人で並んでの五輪観戦が今まで以上に多かった。
サッカー中継が多く、嫁いできてからは私の影響で、
観るのが好きになったのもあり、好試合が有ると
夜中でも無理して起き出して来たようです。
夢遊病者のような足取りなのは怪我が治らない影響も有り、
仕方が無いのですが、
バランスも悪くなり、気を付けないとすぐに倒れます。
かと言って寝たままでいると、起き出す時は身体中が痛くなるらしく、
出来るだけ身体は動かしていた方が楽なようです。

ですから病院でも車椅子の使用は止めて、
私が手を引いて、各診療室を巡っています。ޥ

そんな時に奥さんに付き添われて、
覚束ない足取りで歩いている男性などを見ると、
「私は貴方が居てくれるから良いけど、
 貴方は一人で来るようね。」
「ごめんなさいね。」などと、ポツリと漏らします。
「一人での病院通いは慣れているから、問題ないでしょ」と私。

夫婦とは言え、いつまでも一緒に居られる訳も無いのは百も承知ですが、
残されるのが決まってしまうのは何ともやりきれません。
私さえ元気なら、後十年くらいは一緒に居られるかと思っていただけに尚更です。

現実逃避と生活の為に博打にうつつを抜かしている毎日ですが、
夜、一人になると、堪らなく寂しさを感じます。
そろそろ「鼾が邪魔」と言われようと、
新婚時代に戻って同じベットで眠ろうかと思っています。

次ページに続く
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