カミさんと私
第2章 付き付けられる現実
居間で一人で眠りについたのですが、寂しさが募り、
別棟のカミさんの寝室へ、
「一人にするのは心配だから来てやったよ。」
「後から抱きつかれて泣かれても伝染するから嫌よ」とカミさん。
「さっき○○○に泣かれて困ったのだから、
しばらく居て、気が済んだら戻りなさい」
「うん。。。。」と私。
情けない夫であります。
カミさんの仕事の方は本日で終了。
昨日、チーフに事情を話して退職する旨を伝えたのですが、
休職扱いにするので働けるようなら直ぐに戻って欲しいと言われて、
ロッカーなどもそのままになるらしい。
夫の私からみても、気がつくし真面目で能力は高いはずですから、
現場の方としては当然でしょう。
それに歳は喰っていますが、それなりに美人ですからね。ä١
諸々掛かりそうで生活の方は、その分、当然に大変になりそうです。
カミさんがそれなりに、こつこつと貯めたものは有るそうで、
当面は何とかなるそうですが、
お気楽だった亭主としては申し訳ない気持ちが強い。
家賃の滞納が続いている貸家や、
地代を貰っている僅かばかしの不動産も、
出来るなら処分を考えるしか無さそうです。
子供達には気の毒ですが、
今居る古い家も処分して、何処かに動く事になるかも知れません。
考えただけで大変そうですが、片付けから始めるしかないですね。ޥ
当然、私を見送ってくれるものと信じて、
面倒な事は後回しを決め込んでいた報いなのでしょうが、
果たして、何とかなるかな~。
やはり、カミさんが元気になって戻って来るのを待つ事にします。
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