カミさんと私
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ジャンル:エッセイ・日記

公開開始日:2014/09/28
最終更新日:2015/01/09 00:22

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カミさんと私 第1章 いきなりの告知
 2011年11月21日

 「頑張りましょうね」の言葉で医師の診察が終わり、
看護士さんから手渡された様々な書類を抱えて、
 B1へ向かうエスカレーターへ、
巨大病院の中を大勢の人が流れて行く様は、
 まるでベルトコンベアーで運ばれる荷物のようです。
私は黙ってカミさんの肩を抱いているだけ、

 MRIでは「時間が掛かりますからトイレへ」と言われ、
行ったはよいが呼ばれていても帰って来ません。
後でカミさん曰く、「全部出しておいた方が良いと思って」。

 CT,超音波と流れ作業の如く進みます。
 その間、話としてはCT検査の待合室で、
 黒々とした雲が張り出して来たのを窓ガラス越しに見て、
「あの下は大雨かしら?」
「そうだろうな~」くらいです。

 検査を待っている間は、朝から読んでいる本を開いてはいるのですが、
 ただ活字を追っているだけ、中味は入っては来ません。
 
 すべてが終わり、荷物を持って車に向かう間も、
「本当に巨大だな~」など病院の建物の事を話すだけ、

車に乗り込んで動き出す前に、
「ごめんね」
「生きたいわ」とカミさん。
「うん」としか言えませんでした。

 なぜ、どうしてと叫びたくなりますが、
  現実として受け止めるしかないようです。
 カミさんは頑張る気持ちを固めたようです。
  私も一緒に懸命に生きて行くつもりです。
  勿論、娘達や兄弟姉妹も応援してくれます。
 このブログにも、もっと沢山のカミさんとの思い出を綴っていきたい。

健康を、これ程に貴重と思えるのが哀しいです。

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