愛する剣
第9章 練習の日々
それからは、この三人の部員と
剣道、相撲両方の練習をやった
寛吉が体力に優れているとはいえ
高尾には、簡単に投げられ、体にはアザだらけ
それでもぶつかっていった
これを見ていた部員達も負けずと
稽古に励んだ
部員達が一番いやなことが、まわしをつけることである
相撲場が校舎の真横にあり
誰もが練習風景を見ることが出来た
股間に毛がはえるかはえないぐらいのものばかりなので
そのあたりを見られることに抵抗があった
「お あいつ股間に毛が生えとるバイ」と
おちょくられることがあった
すると寛吉が「誰か 今言うたとは」と言って
見つけては、殴ってくれた
部員達もこの光景を見てさらに寛吉に惚れ込んだ
もちろん剣道の練習も日が経つごとに
厳しさも増してきた
部員達には、言った手前より一層自分には厳しくなった
しかし、休み時間となれば
部室には、悪童たちが来て
タバコ、花札をやり
時には、中学生なのに誰もいない部室でSEXもした
どこにそんな気力、体力があるのか
驚かされた
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