小説「新・ヒトツノヒ」完全版 第一部 「沙羅と純の革命闘争編」
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発行者:銀河の薔薇
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ジャンル:恋愛
シリーズ:小説「新・ヒトツノヒ」完全版

公開開始日:2014/06/04
最終更新日:---

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小説「新・ヒトツノヒ」完全版 第一部 「沙羅と純の革命闘争編」 第9章 第8章 逃亡
「純、指導部には電話したの?」

「うん、無事で今、市内に一人でいるってね。岩見さんもやはり同じ事を言っていた。危険でしばらく活動はできない。アパートにもアジトにも近づくなと言っていた。マルメロ荘は岩見さん、岩木さんの二人しかいないそうだ。無事だったメンバーはほとぼりが醒めるまでA市のアジトに泊まるか、実家から通学するようだ」

「そう・・・問題は逮捕された人たちが、組織の内部情報を警察に暴露しない事だわ・・・。拷問に絶えかねて組織の情報を言わされて、それで組織が壊滅に走ることは、昔の学生運動でよくあった事なのよ、中村君」

「・・・・・」

「でも、あたしは、もう活動することにもう疲れてきた・・・。
いいかげん消耗を感じてきた・・・・。正直言って・・・・」

沙羅はうつむいて突然泣き出した

「沙羅・・・・」 

中村は沙羅の口から、初めて本音を聞いた・・・。



結局、M学生集団のステッカー貼り闘争は、組織に大きなダメージを与えた。
幹部・末端含む数名が逮捕され、指導部はその機能を失った。
アジトにもガサ入れが入り、活動は余儀なく中断された。

党中央指導部から数名の大幹部が、集団建て直しの為、東京からやってきた。党中央の許可なく、闘争を実施した影のリーダー蒔田竜一は指導権を剥奪された。



沙羅と中村はそのまま組織を離脱した。
それぞれのアパートは、警察が来る可能性もあり危険と判断した沙羅は、社長をしている父親の名義で新たなアパートを借りた。
そして、二人はそのまま同棲生活を始めた。
二人は毎晩のように貪るように愛しあった。


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