小説「新・ヒトツノヒ」完全版 第一部 「沙羅と純の革命闘争編」
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発行者:銀河の薔薇
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ジャンル:恋愛
シリーズ:小説「新・ヒトツノヒ」完全版

公開開始日:2014/06/04
最終更新日:---

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小説「新・ヒトツノヒ」完全版 第一部 「沙羅と純の革命闘争編」 第2章 第1章 喫茶「JOY」


喫茶店のドアが開き、ベルが鳴った。JOYのママが「いらっしゃいませ」と声をかける。
地味な服装をしたM学生集団のメンバーが数名入ってくる。いずれもジャージ・トレーナーと地味な格好である。彼らは奥の座席へ向かっていった。
メンバーたちはおそらく学食でサークル勧誘をしていて、工作対象を1名つかまえたのたのだろう。メンバー3人の後に、真面目そうな1年生の男性がいる。
メンバーで学生にしては頭が禿げかかったメガネの男がいた。顔も老けており、どうみても留年生である事は間違いなかった。それにしても、彼のジャージは洗濯されていなくて汚い・・・。
女性メンバーもメガネで髪が短めで地味だった。もう一人の男は1年の新人活動家らしい。
奥の座席からは、喫茶店にふさわしくないメンバーたちの下品な笑い声が響いた。それを聞いたママが顔をしかめ、有線のボリュームを少し上げた。しかし、曲の合間合間に彼らの話し声が聴こえてきた。

彼らは日本民族の話をしているようだった。
「こいつら、どっかで会った気がするんだよな・・・」
そう思った中村はピンときた。
彼らは3月の大学入試の時に、代々木系革新政党系自治会とは別に合否電報をやっていた団体だった。自治会とも政治的に対立しており、5月頃にも泡沫候補を自治会選挙に立てていたっけ。
いや、それ以前にも、彼らに、いや彼ら系列の似た団体にどこかで会ったような記憶があったが、よく思い出せなかった。

時計は14時を指そうとしていた。
「もうすぐ4時限だ。クラス英語は出ないと・・・」
中村は会計を済ませ、大学に向かった。



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