小説「新・ヒトツノヒ」完全版 第一部 「沙羅と純の革命闘争編」
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発行者:銀河の薔薇
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ジャンル:恋愛
シリーズ:小説「新・ヒトツノヒ」完全版

公開開始日:2014/06/04
最終更新日:---

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小説「新・ヒトツノヒ」完全版 第一部 「沙羅と純の革命闘争編」 第5章 第4章 北国の短い真夏
樋熊は頷いた。
沙羅に何かを囁くと、部屋を出て行った。
おそらく外に出た樋熊は、その足で近所の公衆電話で本部に電話して、中村の入党工作の報告でもするのであろう。

沙羅と二人きりになった中村・・・・。


時間は経過し、いつしか部屋は薄暗くなっていた。
夜になっても、沙羅の勧誘になかなか首を縦に振らない中村。
沙羅のオルグ活動は失敗しかけていた。
このまま、勧誘し続けても時間の無駄な消費であろう・・・。

「お腹がすいたわね・・・ねえ、どこか喫茶店に行かない??」
唐突に食事に誘う沙羅。

「沙羅さん・・・。これ以上話しても、僕の気持ちは変わりませんよ・・・」
「ううん・・・」
首を横に振る沙羅。

「これ以上、入党の話はしないわ、約束する。
あなたがイヤなのなら、もう二度この話はしない・・・。
最後に一度だけ一緒にお食事がしたいの・・・」
燃えるような瞳で熱心に訴える沙羅。

「あなたも変わった方ですね、沙羅さん。
残念ながら、あなたとは『革命活動』は一緒にできないが、お食事ならお付き合いしてもいいよ・・・」

「フフフ・・・商談成立ね・・・」

「その代わり、沙羅さんのおごりでね。あいにく僕は貧乏学生なのでね・・・」

「もちろんよ!! 西H駅前に『ハッシャバイ』というパフェのおいしい喫茶店があるの・・・。さあ、行きましょう・・・」
中村の腕にか細い腕をからませて、含み笑いをする沙羅・・・。
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