小説「新・ヒトツノヒ」完全版 第一部 「沙羅と純の革命闘争編」
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発行者:銀河の薔薇
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ジャンル:恋愛
シリーズ:小説「新・ヒトツノヒ」完全版

公開開始日:2014/06/04
最終更新日:---

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小説「新・ヒトツノヒ」完全版 第一部 「沙羅と純の革命闘争編」 第5章 第4章 北国の短い真夏


「夏休みだったから、おじいさんのいる北海道に家族旅行に行っていたの」
ワンピースに素足の沙羅はこう言い、中村の返事も聞かず、6畳一間の部屋に上がりこんだ。

「まあ片付いているじゃない!!」
中村に「白い恋人」のお土産包みを渡す沙羅。
そして、適当に空いている所に、ヒザを斜めに折り曲げてうまく座った。
短いスカートから出ている白いナマアシがまぶしかった。

中村はチョコレートの包みを冷蔵庫に入れ、冷たい麦茶を取り出し、コップに次いで沙羅に渡した。
沙羅は壁に貼られた、数枚の芸能雑誌付録のポスターをずっと見ていた。
当時人気の松田聖子、河合奈保子、石川秀美の水着ものであったから、中村には少々恥ずかしそうだった・・・。

「あたしも、大学に入った頃はマッチの大ファンだったのよ・・・」

「あなたが?」
中村は驚いたようであった。
女っ気のない部屋にさわやかな甘い沙羅の匂いが広がった。

「そう、あたしはこの市の隣町のH町生まれ。寂れた私鉄で15分くらいのところ。
高校はここの市のM高校といって、駅からバスで30分くらい通学に大変だったわ・・・」
沙羅はなにげなく自分の身上話を始めた。
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