壱の魔術
壱の魔術

発行者:川犬
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ジャンル:ファンタジー

公開開始日:2010/08/07
最終更新日:2010/08/11 23:38

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壱の魔術 第1章 第1章 プロローグ

 ドアを勢いよく開けたのはこれから担任の教師になる、自称何とかオタクの亀井義久(かめいよしひさ)だ。何とかというのは忘れた。これから、亀井カッコ俺はそう呼んでいるニジュウカッコたよりにならなさそうだからニジュウカッコ閉じカッコ閉じが言うはずだから別に問題ない。

 亀井はアント○の猪木をそのまま複写(コピー)したような外見だった。正直言って、キレるとものすごく怖(こわ)そうだ。どうでもいいが。

 「みみみみんな、せせせ席につこーーよ」

……。

 それが、亀井の第一声(だいいっせい)だった。噛(か)みすぎだ。それはおそらく亀井の声も上(うわ)ずっていることから極度(きょくど)の緊張で噛みまくったのだろう。総理大臣が来ているわけでもないのにそこまで緊張する教師を俺は初めて見た。亀井の第一希望就職先は本当に教師なのか多少疑問に思ってしまうね。

 他の生徒たちは、爆笑していた。俺はというと、はあ……と溜息(ためいき)をついているところだ。本当にこんな教師で大丈夫なのだろうか?

 結局のところ、亀井が入学式すらしていない生徒たちを収集するのに5分ジャスト時間がかかった。教師の恥(はじ)である。

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