壱の魔術
壱の魔術

発行者:川犬
価格:章別決済
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ジャンル:ファンタジー

公開開始日:2010/08/07
最終更新日:2010/08/11 23:38

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壱の魔術 第4章 第1章 梅雨前線停滞中-3

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 教室に一人残された仮面女は、自分の仮面(かめん)を剥ぎ取って、……消した。そして、持っていた杖のようなもの(ロッド)も消し、深呼吸(しんこきゅう)をしてから、ポーチからかわいらしい蛙型(かえるがた)のケータイを取り出す。

「―――様、残念ですが逃げられました。…はい。朝垣マイに。それと、少年が、いえ、加納ハジメという者も…え?全部見てた?それなら話は早いですね。…これからどうしましょうか。…はいわかりました。私もあちらの世界に行ってまいります。…はい。さようなら。―――様」

 元仮面女は、蛙型(かえるがた)のケータイをポーチの中にしまい、不敵(ふてき)に微笑(ほほえ)んだ。そして、静かに誰に向かって言っているのか分からないがこう言い放った。

「……うふふ。今行きますから、私を楽しませてくださいね。異次元の世界(アナザーワールド)よ扉を開け私達を連れて(トラヴェリング)いきなさい」

 この世界(・・・・)からその女性は消えた。

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