壱の魔術
壱の魔術

発行者:川犬
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ジャンル:ファンタジー

公開開始日:2010/08/07
最終更新日:2010/08/11 23:38

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壱の魔術 第3章 第1章 梅雨前線停滞中-2

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 授業が1つ終わり、マイは俺から逃げるようにして去って行った。そんなことは別段、どうでもいいことなので、スルーしつつ、俺は、コノハのほうへ向く。コノハは、俺が向いてきたのを感じ取ってこちらを見た。

 礼を述べとくか。

「コノハ…だっけ?さっきは助かった」

 その俺の言葉はコノハに届き、コノハは、にこりと笑い、
「いえいえ、いいんです」

「そうか。…全くマイってやつは、どこまでわがままなやつなんだろうか」

「ふふっ」

 コノハのかわいらしげな笑い声に、俺は少しだけ目を丸くする。なんか面白いこと言ったか、俺?

「仲、いいんですね」

 どこがだ。

「仲は良くないと思うが」

「じゃあ、これから仲が良くなるでしょうね。毎日の学校が楽しくなりそうです」

「……。ま、まあ学校が楽しみなのは何よりだ。俺は毎日が苦痛だからな」

 俺はそこで、どんどん話の軌道がずれて、マイの話になることを少々恐ろしく思い、適当に会話を終わらせた。

 まあそんな感じであっという間に1日が過ぎてしまい、部活が無い俺とシンは一緒に|(むりやり?)帰ることになった。
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