壱の魔術
壱の魔術

発行者:川犬
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ジャンル:ファンタジー

公開開始日:2010/08/07
最終更新日:2010/08/11 23:38

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壱の魔術 第3章 第1章 梅雨前線停滞中-2


 西車は俺の存在を忘れ、「メタルギ○はサイコーにおもしれー噛みげーだ!」とゲームの宣伝をした……のか?まあともかく、

「漢字間違っているよ!噛みじゃなくて神だろ!読者さんに失礼だよ」

「?何を言っているんだ。おまいは」

 と、こんな感じで漫才(まんざい)をしだす始末だ。この二人は何かある度(たび)に西車がボケ、ポテトがツッコむ。稀(まれ)にものすごく面白い漫才(まんざい)をするのだが、大抵は、一般人には理解できなかったりして、微妙(びみょう)な漫才(まんざい)というよりもうコントをする。

 ポテトまでが俺の存在を忘れてしまっているので俺がうんざりと声を出す。

「……おーい」

 西車は今度はポテトをほったらかして、こっちに向き直った。どうやら、1度に二人の人間を相手するのはこの子にはできないようであります。

「ああ!!すまなかった。俺は、おまいにどーしてもききてーことがあったんだ!」

 いちいちテンション高く話すな。廊下(ろうか)にそのぶっとい声が響きわたって皆に迷惑だろう。


「何だ」

「ズバリィ!!どうやったら、おまいみたいにさっきみたいにあんな可愛い女の子と、しかも転校仕立ての奴と仲良くできるんだぁっ!!」

 ……いや、知らねーよ。ということより、

「……ちょっと待て。俺は、あんな奴となんか仲良くしていないぞ」

「ほーら―、あんな奴って言えるぐらいの仲になってーるーー!!」

 俺は予想外の返答に少々動揺(どうよう)して、沈黙を数秒間持続(じぞく)させてしまった。しまった!!俺の不覚(ふかく)!!しかし、弁解(べんかい)の処置(しょち)あり。

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