壱の魔術
壱の魔術

発行者:川犬
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ジャンル:ファンタジー

公開開始日:2010/08/07
最終更新日:2010/08/11 23:38

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壱の魔術 第2章 第1章 梅雨前線停滞中-1


 そんな言い合いをこのまま半永久に続けるのかと疑問に思ってしまうくらいにしばらく続けていると困笑(こんしょう)しながらシンが、「とりあえず、亀井先生に確認とったらどうです?」とナイスなアイディアを提供(ていきょう)してくれた。助かった。ありがとよ。

 と心の中で呟いたことにしておこう。

 とりあえず、強気な少女の方もそれには了承した。そこで早速職員室に潜入し、亀井を発見、即捕獲した。


@@@@@


「亀井先生!これはどういうことですか!」

 外は雨が降り続いている中、これは俺の台詞(せりふ)だ。本当にこの教師が俺のクラスに配属(はいぞく)されたことを呪いたい。このオタクが!!

 亀井は態度は非常に堅いが、声はふるえていた。

「ななななにが」

「決まってるじゃないですか!なぜ俺の席が転校生と思われるこの人の席になってるんですか!」

 亀井はなぜか書類を落とした。それを拾ってやり、もう一度問うた。今度は短縮させてもらう。

「なぜ、この人の席になってるんで……」

 短縮しすぎた。その証拠に、隣の美少女までもが疑問符(クエスチョンマーク)を頭上に点滅させている。俺はとりあえず言い直した。

「なぜ、俺の席がこの人の席になっているんですか!」

「ひぃっ!ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい……」
 
なんだかひぐ○し的発言だな、それ。それに、謝られても困るんだが……この教師、俺より弱(ザコ)!!

 今度は転校生が亀井に攻撃を加えた。

「先生!どういうことなんですか。謝るんじゃなくて解決策を考えてください!……ったく、転校してきて早々にこんなことになるなんて想定外だわ!!」

「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい……」

 なんだか声が震えてきている。そして、硬い表情が崩れ、流星群(りゅうせいぐん)の如く涙を流しだしやがった。ふざけんてんのかーーー!泣き虫にもほどがあるだろう。というより、ひぐら○やめろ!

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