Love~私と彼の愛の形~
Love~私と彼の愛の形~

発行者:桜蓮
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2014/02/10
最終更新日:2014/02/10 22:46

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Love~私と彼の愛の形~ 第2章 エピソード1
彼との出逢いは真冬の繁華街だった。



◆◆◆◆◆



「森下さん、今日の夜ヒマ?」

会社のお昼休み。

自分のデスクでお弁当を食べていると前の席から先輩の由美さんに声を掛けられた。

「今日の夜ですか?」

「うん」

「ヒマと言えばヒマですけど……」

今日が金曜日だと言っても彼氏がいない私にとっては平日の夜に違いはなく

仕事が終わったらまっすぐと家に帰ろうと思っていた。

当然、予定なんてものはなく、あると言えば毎週楽しみにしているドラマが21時からあるくらい。

「じゃあ、今日の夜、一緒にご飯を食べに行こうよ」

「ご飯ですか?」

由美さんがどうして私を食事に誘ったのかが分からない。

私と由美さんは特別仲がいいって訳じゃない。

私より二年先にこの会社に入社した由美さんは私の仕事上の先輩。

仕事上ではいろいろとお世話になってはいるけど、プライベートな付き合いなんて全くない。

そんな由美さんがなんで突然、私を食事に誘ってくれたのかが分からない。

今まで一緒に食事に行った事なんてないのに……。

由美さんからのお誘いは私を困惑させた。

だけど、お世話になっている先輩からのお誘いを断る勇気なんてない私は

「……はい」

そう返事をしてしまった。

「良かった。じゃあ、今日19時に繁華街のゲームセンターの前で待っているから。可愛く変身して来てね」

由美さんはそう言って笑顔で席を離れていった。

……。

仕事が終わってまっすぐ食事に行くんじゃないんだ……。

由美さんの背中を見送りながら私はそんな事を考えていた。

……まぁ、いいか。

今日、私が会社に着て来た私服はいつもと変わらない普段着。

そんな服を着て由美さんと一緒に食事に行くのは私も気が引けるし……。
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