Shine~Masato & Hina story~
Shine~Masato & Hina story~

発行者:桜蓮
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2014/02/10
最終更新日:2014/02/15 23:17

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Shine~Masato & Hina story~ 第10章 エピソード9
「…やっぱり…」

肯定したマサトに私はガックリと肩を落とした。

たかが3歳。

されど3歳。

私はマサトとの間に大きな壁があるように感じた。

「…てか、関係なくね?」

耳に響く心地いい低い声に視線をあげると、マサトはテーブルに凭れ掛かるように肘を着き私を見ていた。

まっすぐな視線に私の鼓動が飛び跳ねる。

「な…なにが?」

私の声はなぜか微かに裏返ってしまった。

それは、マサトの視線の所為か…。

それともマサトが放つ色気の所為か…。

「歳の差って関係なくね?」

低い声はどこか甘さを含んでいるようで…。

「え?」

そんなマサトから私は目が逸らせなくなっていた。

「歳なんて1つの基準にすぎねぇと思わねぇーか?」

ただタバコの煙を吐き出すその仕草さえサマになっていてかっこいいと思える。

「えっと…それってどういう意味?」

「歳、相当の奴って滅多にいねぇと思わねぇーか?」

これだけの色気があるくせに私より年下だなんて思えない。

しかもまだ18歳で、高校生だなんて…。

これはもう詐欺に近いかもしれない。

「…?」

マサトの言葉がいまいち理解出来ず、首を傾げているとマサトは指に挟んでいたタバコを慣れた手付きで口に運ぶ。

タバコの煙を吸い込んだマサトが少しだけ開けている窓の方に向かってその煙を吐き出す。

その行動はきっとタバコを吸わない私へのマサトなりの心遣いなんだと思う。

「例えば、学校にはクラスってもんがあるだろ?」

「うん」

「そのクラスには30人の生徒がいるとする」

「うん」

「当然、そのクラスにいるクラスメートは全員が同じ歳だ」

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