Shine~Masato & Hina story~
Shine~Masato & Hina story~

発行者:桜蓮
価格:章別決済
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2014/02/10
最終更新日:2014/02/15 23:17

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Shine~Masato & Hina story~ 第10章 エピソード9
「だからマサトのご両親はすごいと思う」

「あいつらがやってんのは趣味の延長みたいなもんだからほほ道楽みてぇなもんだけどな」

そう言ってマサトは鼻で笑った。
…どうやら、マサトは自分のご両親がすごいって事を絶対に認めたくはないらしい…。

しかも、マサトはかなりの頑固者らしい…。

新たに発見したマサトの一面に思わず顔が緩みそうになったけど、私はそれを必死で隠した。

これ以上、私が何を言ってもマサトは自分の考えを曲げないって事を悟った私はさり気なく話題を変える事にした。

「だからなんだろうね」

「ん?」

「マサトって姿勢がいいし、ご飯の食べ方がすごく綺麗だと思ったんだ」

「…あ…」

マサトの表情微かに変化したのを私は見逃さなかった。

「なに?」

「…ガキの頃から、それだけはかなり厳しく言われてた」

「そうなの?」

「あぁ、少々羽目を外そうが、ケンカして傷だらけで帰ろうがヤンチャしようが小言一つ言われなかったけど…」

「うん」

「普段の姿勢や立居振る舞いと飯を食う時の態度だけにはかなり厳しかった」

まるで苦虫を噛み潰したようなマサトの表情が気になって私は尋ねた。

「どんな風に?」

「例えば、飯を食っててテーブルに肘が触れた瞬間に皿が飛んで来たり…」

「え!?」

「茶碗の持ち方がおかしかったら殴られたり…」

「はい?」

「腹が減ってて頬張ってたら、テーブルをひっくり返されたり…」

「…!?」

「字を書く時に猫背になってたら、拳骨された挙句に正座で説教3時間とか…」
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