Shine~Masato & Hina story~
Shine~Masato & Hina story~

発行者:桜蓮
価格:章別決済
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2014/02/10
最終更新日:2014/02/15 23:17

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Shine~Masato & Hina story~ 第10章 エピソード9
そんな土鍋を眺めながら私はワクワクした気分だった。

「なんか嬉しそうだな。」

マサトが苦笑気味に呟いた。

「うん、お鍋食べるの久しぶりだからなんか嬉しい。」

「そうか、良かったな。」

「うん!!」

ちょっとだけクーラーの効いた部屋で季節はずれのお鍋パーティー。

マサトと私はキンキンに冷えたビールで乾杯をした。

ビールをゴクゴクと喉に流し込むマサトと一口だけ口に含んだ私。

「美味い!」

「美味しい!!」

私達は同時に同じ言葉を発した。

次の瞬間、お互いに顔を見合わせて

思わず吹き出してしまった。

一頻(ひとしき)り笑った後、私はハッと気付いた。

「・・ダメじゃん・・・。」

「は?」

突然呟いた私にマサトが怪訝そうな表情を浮かべた。

「マサト、ダメだよ!!」

「ダメ?なにが?」

「・・それ・・・。」

私は、マサトの手の中にあるグラスを指差した。

「ん?」

マサトの視線が、私の指先から自分の手へとゆっくりと向けられる。
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