Shine~Masato & Hina story~
Shine~Masato & Hina story~

発行者:桜蓮
価格:章別決済
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2014/02/10
最終更新日:2014/02/15 23:17

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Shine~Masato & Hina story~ 第10章 エピソード9
マサトは私のドジさ加減を知ってるから

多分、それを警戒してるんだと思う。

両手にビニール袋を3つも提げたマサトはスーパーを出るとまっすぐにタクシー乗り場へと向かった。

マサトは普通の速度で歩いてるにも関わらず

その隣を歩く私は自然と早歩きになってしまう。

足の長さが明らかに違うからそれは仕方がないんだけど・・・。

こんな所でも私は自分の身長の低さを恨む羽目になってしまった。

高いヒールがアスファルトにぶつかり高い音を響かせる。

私の一歩前を歩いていたマサトが突然足を止めた。

マサトの大きな背中をずっと見ていた私もすぐに足を止めた。

振り返ったマサトは両手に持っていたビニール袋を片手で持ち直し

空いた左手を差し出してきた。

「・・・?」

差し出された左手の意味が分からずに首を傾げていると

マサトは少しだけ照れくさそうに言った。

「気をつけねぇーとまた転ぶぞ。」

「・・うん・・・。」

「手。」

「へっ?」

「手さえ繋いでりゃもしもの時でも躓く程度で済むだろ?」

「・・なるほど・・・。」

私は差し出されている手に自分の手を重ねた。

マサトの手はやっぱり大きくて・・・

そして、温かかった。
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