Shine~Masato & Hina story~
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発行者:桜蓮
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2014/02/10
最終更新日:2014/02/15 23:17

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Shine~Masato & Hina story~ 第9章 エピソード8
「・・・?」

突然、大きな声を出した私にマサトは不思議そうな表情を浮かべた。

「お鍋!!」

「鍋?」

「うん!!最近、無性にお鍋が食べたかったんだけど1人だとできなくて我慢してたんだ。マサトはお鍋好き?」

「・・嫌いじゃねぇーけど・・・。」

「けど?」

「この時期に鍋って暑くねぇーか?」

「・・あっ・・・。」

・・確かに、今の時期にお鍋は暑いかも・・・。

お鍋って真冬に食べるものだし。

ガックリと肩を落としていると

「・・まぁ、この時期の鍋もいいかもしれねぇーな。」

明らかに私に気を遣ってる感じのマサト。

「今日じゃなくても、いいよ!!冬になって食べればいいんだし!!」

慌てて口を開いた私の頭をマサトはその大きな手で優しく撫でた。

「食いもんは食べたいと思った時に食うのが一番上手いんだ。」

「えっ?」

「だから、食いに行こうぜ。」

「・・いいの?」

「もちろん。」

マサトの言葉に私は嬉しくなった。

「じゃあ、材料買ってウチでしようよ!!」

「・・はっ?」

・・なに?

・・なんでマサトはこんなにビックリしてんの?

「どうしたの?」

「・・いや・・今、『ウチで』って言わなかったか?」

「えっ?・・うん、言ったけど・・それがどうかした?」

「・・・。」

「・・あっ!!大丈夫だよ。」

「大丈夫?なにが?」

「私、1人暮らしだから誰かに気を遣う必要なんてないし。」

「・・・。」

「ワンルームだから、広くはないんだけど、それでもゆっくりはできると思うよ。」
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