Shine~Masato & Hina story~
Shine~Masato & Hina story~

発行者:桜蓮
価格:章別決済
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2014/02/10
最終更新日:2014/02/15 23:17

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Shine~Masato & Hina story~ 第8章 エピソード7
マサトさんの手を掴んでいた私の手に思わず力が入る。

一瞬、その手に視線を落としたマサトさんはゆっくりと視線を上げ

その視線は私の瞳で止まった。

鋭い瞳に見つめられた私は思わず視線を逸らしそうになったけど・・・。

ここで逸らしちゃいけない!!

自分にそう言い聞かせて私はその瞳を見つめ続けた。

私に見つめ続けられたマサトさんはしばらく私をまっすぐな視線で見つめていたけど

あまりにも私がガン見したせいか

それとも、私の鬼気迫る表情を見続ける事が苦痛になったのかは分からないけど

スッと私から視線を逸らした。

「・・マサトさん?」

「・・どこにいるのかを調べたかっただけなんだ。」

「えっ?」

「学生なのか、社会人なのか・・どっちにしろ昨日の夜この繁華街で会ったって事はお前の生活に何かしらこの繁華街が関わっているかもしれねぇと思ったんだ。」

「・・・。」

「だからそれを調べた。」

「調べたって・・どうやって?」

私が首を傾げるとマサトさんはポケットからあるものを取り出し左右に振った。

「・・ケイタイ?」

「あぁ。」

「・・ケイタイでどうやって分かるの!?」

「聞いた。」

「聞いた!?」

「あぁ。そして分かったのがお前の名前と歳とバイト先だった。」

「はぁ!?・・名前と歳とバイト先!?」


マサトさんの言葉を聞いても謎が解ける事はなかった。

それどころか、むしろ謎は深まるばかりで・・・。

聞きたい事はたくさんある。

あるのに、何から聞けばいいのかが分からない。

だから、私は呆然とマサトさんを見つめる事しか出来なくて・・・。

そんな私にマサトさんは困ったような表情を浮かべた。

「昨日、約束しただろ?」

「約束?」

首を傾げる私にマサトさんはポケットから何かを取り出して差し出した。

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