Shine~Masato & Hina story~
Shine~Masato & Hina story~

発行者:桜蓮
価格:章別決済
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2014/02/10
最終更新日:2014/02/15 23:17

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Shine~Masato & Hina story~ 第8章 エピソード7
『おい、神楽!!逃げてんじゃねぇーぞ!!』

『てめぇ、次会ったらただじゃ済ませねぇーからな!!』

『お前のチーム、絶対ぇ潰してやるから覚悟しろよ!!』

背後から聞こえてくる怒鳴り声は耳を塞ぎたくなるようなものばかりだった。

あの人達は今度マサトさんに会ったら何をする気なの?

チームってなに?

潰すってどういう意味?

・・てか、マサトさんは一体何者なの?

次々と疑問は浮かんでくるけど

まだ残る恐怖感と

走り出したばかりだというのに

すでに酸欠気味の頭じゃとてもじゃないけど

答えなんて見つけられない。

完全にパニック状態の私の半歩前を走っていたマサトさんがふいに足を止めた。

「マ・・マサトさん!?」

早く逃げなきゃ!!

立ち止まってる暇なんてないんだってば!!

そう言いたかったけど・・・。

乱れた呼吸の所為で言葉にはならなかった。

足を止めたマサトさんはゆっくりと振り返ると

私の後ろを見つめながら

「上等だ。」

不敵な笑みを浮かべた。

◆◆◆◆◆

どのくらい走ったか分からない。

どの道を通ったのか分からない。

今、どこにいるのかが分からない。

全力疾走した私はマサトさんと細い路地裏にいた。

「・・ヒナ。」

力尽きて直接地面に座り込んだ私の顔をマサトさんが覗き込んだ。

「大丈夫か?」

そう尋ねたマサトさんの呼吸は全くと言っていいほど乱れてはいない。

・・なんで?

・・どうして?

マサトさんはこんなに平然としてるの!?
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