Shine~Masato & Hina story~
Shine~Masato & Hina story~

発行者:桜蓮
価格:章別決済
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2014/02/10
最終更新日:2014/02/15 23:17

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Shine~Masato & Hina story~ 第7章 エピソード6
その瞳を見た瞬間、

私の身体は固まった。

背中には冷たいものが流れる。

・・だめ!!

この人に番号なんて教えたら大変な事になる!!・・ような気がする・・・。

頭の中で危険信号が鳴り響く。

私はバッグの中でケイタイを強く握り締めた。

・・どうしよう・・・。

絶対に教えたくない。

・・でも、教えるって言っちゃったし・・・。

だけど、教えたら大変な事になるかもしれないし・・・。

・・どうしよう?

・・どうすればいい?

『どうしたの?』

いつまでも手をバッグに突っ込んだまま動こうとしない私の異変に気付いたらしい男の子が不思議そうに尋ねてくる。

「・・えっと・・・。」

適当な言葉を探しても見つからない私はかなり焦っていた。

・・どうしよう?


その言葉ばかりが頭の中でグルグルと回る。

『なに?』

・・どうしよう?

「・・あの・・・。」

・・どうしよう?

『・・・。』

挙動不審な私を見つめる男の子達の瞳に不信感が広がっていく。

「・・ケイタイ・・・。」

『ケイタイ?』

「ケイタイを・・家に忘れて来たみたいで・・・。」

咄嗟に私の口から出たのは苦しすぎる嘘だった。

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