Shine~Masato & Hina story~
Shine~Masato & Hina story~

発行者:桜蓮
価格:章別決済
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2014/02/10
最終更新日:2014/02/15 23:17

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Shine~Masato & Hina story~ 第3章 エピソード2
繁華街の駅の近くにあるマンションがその日から私の家になった。

実家の自分の部屋より少しだけ広いワンルーム。

自炊なんてしない事を見通してミニキッチンで十分だと判断した。

トイレとバスルームは別で洗面所に完備されていたピンクのシャンドレがお気に入り。

家具は今まで使っていた物を持ってきた。

最低限必要な物だけを買って私の新生活はスタートした。

引っ越しの片付けが一段落した頃、私は近所のカラオケボックスでバイトを始めた。

『勤務時間には全くこだわらない』と言うと即採用となった。

24時間営業のカラオケボックスは勤務時間が週によって替わる。

その店で知り合ったのがヒデアキだった。

お客さんとしてこの店に来たヒデアキとこの店で働いていた私。

その出逢いは間違いなくナンパだった。

飲み物を持って行くと番号とアドレスを聞かれたので『仕事中なので……』と逃げるようにヒデアキ達の部屋を後にした。

仕事を終えて店を出た時、私は歌い終えて店を出てきたヒデアキ達と鉢合わせした。

『運命』って言葉を連発するヒデアキの勢いに負けて番号とアドレスを交換した。

その翌日から毎日、私の着信履歴とメール受信履歴にはヒデアキの名前が並ぶようになった。

その内容は遊びのお誘いだった。

毎日のしつこ過ぎる猛アピールに負けて仕事が休みの日に一緒に遊ぶことになった。

待ち合わせして、なぜか朝からボウリングに行って、ゲーセンに行って、ご飯を食べて、繁華街をブラブラした。

『俺達付き合おうぜ』

夕食を食べたいと言った私と酒が飲みたいと言ったヒデアキの意見をまとめて入った居酒屋。

カウンター席に2人で並んで座り、お通しの酢の物に入っていたタコを食べようとしている時、突然……しかもかなり軽い感じで言われた。

『無理』

確かに私はそう言った。

だけど、ヒデアキは私の返事を全く気にする様子もなく、自分がつけていたシルバーのネックレスを外すと私の首につけた。

『それが俺の彼女っていう証拠な』

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